結婚を決められない理由を、分けてみる
結婚を決められない理由は、相手への不安・自分への不安・生活への不安の3つに分けられます。「決め手がない」は理由ではなく、分けられていない状態のことが多いです。挙げられる不安は扱えます。
嫌なところがあるわけではない。でも「この人と」と言い切れない。
その状態は、決断力の問題として片づけられがちです。たいていは、複数の迷いが重なって、ひとつの大きな迷いに見えているだけです。
3つに分けてみる
相手についての迷い価値観、お金の使い方、家族との距離、話し合いのしかた。具体的に挙げられるなら、それは相手についての迷いです。
環境についての迷い仕事、住む場所、親のこと、タイミング。相手が同じでも、条件が違えば答えが変わるもの。
自分についての迷い一人の時間が減ること、名字や手続き、選ばれる側になること、これで決まってしまうという感覚。
3つのうちどれが大きいかで、次にやることが変わります。相手についてなら話し合い。環境についてなら情報。自分についてなら、たぶん時間です。
「決め手がない」について
決め手が来たら決める、と思っていると、なかなか来ません。
強い確信があって結婚した人ばかりではありません。決めた後に確信が育つ、という順番もあります。
だから「まだ確信がない」は、それ自体では止める理由になりません。止める理由になるのは、具体的に挙げられる不安のほうです。
挙げられる不安は、扱える
漠然とした不安は扱えませんが、言葉になったものは扱えます。
「お金の話をしたことがない」なら、してみればいい。「相手の親との距離が不安」なら、会う回数を変えてみればいい。
試したうえでまだ不安なら、それは重要な情報です。試さないまま不安を抱え続けると、答えは出ません。
周りの結婚と比べない
同年代が決めていくと、焦りが出ます。焦りは判断を早めますが、精度は上げません。
急いで決めたことは、あとで理由を思い出せなくなります。理由を思い出せない決断は、うまくいかなくなったときに支えになりません。
相手に言っていいこと
迷っていることを、そのまま伝えるのは怖いと思います。ただ、「迷っている」ではなく「これが気がかり」と具体で伝えるなら、(年齢を理由にした怖さが混ざっているなら、40代からの恋の話も。)相手も受け取りやすいです。
前者は相手そのものへの評価に聞こえます。後者は課題の共有になります。
年齢や周りを理由にして決めるとき
「この年齢だから」「親が待っているから」で決めた場合、 うまくいかなかったときに、その理由が自分を責める材料になります。
年齢や周りを考慮に入れるのは自然です。無視できる人のほうが少ない。 問題は、それが決め手そのものになっているときです。
確かめ方は簡単です。 「もし自分が10歳若かったら、この人と結婚するか」と自分に聞いてみてください。 答えが変わるなら、いま決めているのは相手のことではありません。
相手に確かめておけること
性格は変えられませんが、すり合わせておけることはあります。 結婚してから食い違うと大きくなる項目です。
- お金の管理(共有か別か、どちらがいくら出すか)
- 働き方(どちらかが辞める前提があるか)
- 住む場所(実家との距離をどう考えるか)
- 子どものこと(望むか、望まないか、決めていないか)
- 親の介護が来たときにどうするか
全部に答えが出ている必要はありません。 話せるかどうかを見てください。話せない相手だと、 結婚してからも話せません。
決めないという状態が続くとき
決められない期間が長くなると、相手が先に疲れることがあります。
それを避けるために、期限を切る必要はありません。 ただ、いま決められないことを伝えておくと、状況が変わります。
黙って迷っていると、相手には「気持ちが薄い」に見えます。 「迷っている」と言えば、少なくとも一緒に考える形になります。
迷いを、上の3つのどれかに振り分けてみてください。1つも書けないなら、まだ考える段階にないのかもしれません。
たくさん書けたなら、そのうち1つだけ、今月中に確かめる。全部を一度に解こうとしないほうが、進みます。
急がなくて大丈夫です。決めない期間があってもいいです。
よくある質問
決め手がないのは、相手が違うということですか?
限りません。決め手という言葉は、不安が言葉になっていない状態をまとめて指していることがあります。
周りが結婚していくのが焦ります。
焦りは自然ですが、他人の時期はあなたの判断材料になりません。比べる相手を減らすと、自分の理由が見えやすくなります。
相手に不安を伝えてもいいですか?
伝えてよいことと、伝えると傷つけるだけのことがあります。一緒に解決できる形の不安(生活・お金・住む場所)から話すと進みます。
年齢を理由に結婚を決めるのは間違いですか?
考慮に入れるのは自然ですが、決め手そのものになっていると、うまくいかなかったときに自分を責める材料になります。「もし10歳若かったら、この人と結婚するか」と聞いてみると、いま決めているのが相手のことかどうかが分かります。
結婚前に何を話しておくべきですか?
お金の管理・働き方・住む場所・子どものこと・親の介護。全部に答えが出ている必要はありません。**話せるかどうか**を見てください。話せない相手だと、結婚してからも話せません。
決められない状態が続いています。
期限を切る必要はありませんが、迷っていること自体を伝えておくと状況が変わります。黙って迷っていると、相手には「気持ちが薄い」に見えます。
カードは事実の予言ではありません。いま何を考えるかの手がかりとして使ってください。病気・お金・合否については扱いません。
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