触れ合いが無くなった関係について
触れ合いが無くなったとき、つらさの中心は行為そのものではなく「求められていない」「話題にできない」「この先も続くかもしれない」といった周りの部分にあることが多いです。原因を一つに決めないでください。体の状態は医療機関で相談できます。
いつからか、触れることが無くなった。仲が悪いわけではない。会話もある。それでも、その一点だけが抜け落ちている。
誰にも相談しにくい話だと思います。友人に言えば重すぎるし、当人に言うのが一番難しい。
何がつらいのかを分ける
「無いこと」そのものより、周りにあるもののほうが重いことがあります。
求められていないと感じること自分に魅力が無くなったのではないか、という疑い。
断られるのが怖くて、こちらからも動けないこと一度断られた記憶があると、次に手を伸ばすのが難しくなります。
話題にできないこと触れると関係が壊れる気がして、二人とも避けている。
この先ずっとこのままかもしれない、という感覚今日どうかより、この先の年月のほうが重い。
どれが大きいかで、必要なものが変わります。最初の3つは相手と関わる話ですが、4つ目は一人でも抱えられる話です。
理由を一つに決めない
原因は、たいてい一つではありません。
体調、疲れ、加齢、薬、生活時間のずれ、子育て、関係の中で溜まった小さな不満、住まいの構造。
そのどれもが少しずつ関わっていることが多く、「愛情が無くなったから」と一つに決めると、たいてい間違います。そして、その決めつけが会話を止めます。
なお、体の状態については専門の医療機関で相談できます。この記事では、そこの判断はしません。
話すときの入口
いきなり本題に入ると、どちらも身構えます。入りやすいのは、行為の話ではなく、触れることの話です。
「最近、手をつなぐこともなくなったね」このくらいの言い方なら、責める形になりません。
そして、聞くなら理由ではなく気持ちを聞くほうが答えやすいです。「なんでしないの」ではなく「どう思ってる?」のほうが、相手も言葉を探せます。
相手も困っていることがある
言い出せないでいるのは、こちらだけとは限りません。
断られた記憶、自信のなさ、体の不安。相手の側にも言いにくい事情があって、そのまま何年も経っていることがあります。
黙っているのは、関心がないからではないかもしれません。
結論を急がない
この話は、一度話して解決するものではないことが多いです。
一度で決着をつけようとすると、「話し合ったのに変わらなかった」という失敗の記録が増えるだけになります。
話せた、というだけで一回目は十分です。
年齢や体調が関わっているとき
40代以降は、体のほうの変化が関わってくることがあります。
ここでその判断はしません。ホルモンの変化、服薬の影響、 疲労の蓄積。いずれも医療機関で相談できることです。
ただ一つだけ言えるのは、体の問題を気持ちの問題として扱わないほうがいいということです。 「愛情が無くなった」と解釈してしまうと、 体の側に原因があった場合でも、関係のほうが先に壊れます。
婦人科、泌尿器科、かかりつけ医。相談できる場所はあります。
断られたあとのこと
一度断られると、次に手を伸ばすのが難しくなります。 そして断られた側は、たいてい「拒まれた」と受け取ります。
ただ、断る側の理由は「相手が嫌」とは限りません。 疲れている、体調が悪い、いまはそういう気分ではない。 その日の理由であることのほうが多い。
それでも、断られた記憶は残ります。 残るからこそ、断るときの言い方が効きます。 「今日は無理」と「今日は疲れてるからごめん、また今度」では、 残るものが違います。
これは、断る側にできることです。
この話をしないまま何年も経ったとき
時間が経つほど、切り出しにくくなります。 「いまさら」と思う気持ちが積み重なるからです。
その場合、関係を戻すことを目標にしないほうが動けます。 目標を高く置くと、一度でうまくいかなかった時点で終わりになります。
「この話を一度でもした」を目標にしてください。 それができたら、その日は十分です。会話そのものが減っているなら、沈黙の種類の話も。
触れることのうち、いちばん軽いものを1つ思い出してください。肩に手を置く、隣に座る、手を握る。
無理にやらなくていいです。ただ、無くなったものが全部同じ重さではないと気づくだけで、入口が少し見えることがあります。
急がなくて大丈夫です。何年かけて離れたものは、何年かけて戻ります。
※暴力や、望まない行為を強いられている状況にある場合は、この記事の範囲ではありません。お住まいの地域の配偶者暴力相談支援センターへご連絡ください。
よくある質問
愛情が無くなったということですか?
そう決めつけると、たいてい間違います。体調・疲れ・加齢・薬・生活時間のずれなど、複数が少しずつ関わっていることが多いです。
どう切り出せばいいですか?
行為の話ではなく、触れることの話から入るほうが身構えられません。理由ではなく気持ちを聞くと、相手も言葉を探せます。
体の問題かもしれません。
体の状態については専門の医療機関で相談できます。この記事では、その判断はしません。
年齢や体調が関係していますか?
関わっていることがあります。ホルモンの変化・服薬の影響・疲労の蓄積など。ここではその判断はしません。婦人科・泌尿器科・かかりつけ医で相談できます。体の問題を「愛情が無くなった」と解釈すると、関係のほうが先に壊れます。
一度断られてから、動けなくなりました。
断る側の理由は「相手が嫌」とは限らず、その日の理由であることのほうが多いです。ただ、断られた記憶は残ります。だからこそ断るときの言い方が効きます。「今日は無理」と「今日は疲れてるからごめん、また今度」では残るものが違います。
何年も経ってしまって、いまさら話せません。
関係を戻すことを目標にすると、一度でうまくいかなかった時点で終わりになります。「この話を一度でもした」を目標にしてください。それができたら十分です。
カードは事実の予言ではありません。いま何を考えるかの手がかりとして使ってください。病気・お金・合否については扱いません。
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