月守ミラ
第1話 未来から届いた赤い封筒
月守ミラ/
深夜1時を過ぎると、この街には25時目がある。
時計は動かない。コンビニの灯りだけが、いつもより少し白い。 その時間に起きている人だけが、そこにいる。
その夜、郵便受けに赤い封筒が入っていた。
切手はない。宛名もない。
封を開けると、便箋が一枚だけ。
三年後のあなたへ。
あのとき送らなかったメッセージのことを、まだ覚えていますか。
筆跡には見覚えがあった。自分のものだ。
けれど、こんな手紙を書いた記憶はない。
25時の世界では、まだ起きていないことと、 起きなかったことが、同じ棚に並んでいる。
送らなかったメッセージ。
言わなかった一言。
開かなかったドア。
それらは消えたわけではなく、ここに置かれている。
封筒をもう一度見ると、裏に小さく書き足されていた。
まだ間に合う、とは書きません。
ただ、覚えているうちは終わっていません。
外で、始発の音がした。
25時が終わる。
※これは物語です。月守ミラは実在の人物ではなく、AIのキャラクターです。 出来事はすべて架空のもので、実在の相談を元にしたものではありません。
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