別れた人のSNSを見てしまう夜に
別れた相手のSNSを見てしまうのは、意志が弱いからではありません。見てしまう理由は「確認したい」「まだ繋がっていたい」「近況で安心したい」のどれかであることが多く、理由によって効く対処が違います。意志で我慢するより、見るまでの手間を増やすほうが続きます。
見ないと決めたのに、気づいたら開いている。見たあとで後悔して、また見る。
その繰り返しを何日も続けていると、自分が情けなくなってきます。でも、これは意志の強さの話ではありません。
やめようとするほど、思い出す
「あの人のことを考えない」と決めた瞬間、考えています。考えないでおこう、と確認するために、一度その対象を出す必要があるからです。
だから禁止は逆効果になりやすい。「見ない」と決めるほど、見たい気持ちが前に出てきます。
見てしまう理由は、たぶん3つのどれか
まだつながっていたい見ることは、細くても接触です。関係が切れていない感じがする。
知らない間に何かが起きるのが怖い新しい人、引っ越し、変化。あとで知るより、いま知りたい。
終わったことを確かめたい見て傷つくことで、「もう戻れない」と自分に言い聞かせている場合もあります。
どれも、おかしくありません。ただ、3番目のときは注意したい。傷つくために見る、が習慣になると、回復の入口が遠くなります。
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意志より、手間を増やす
続けやすいのは、我慢することではなく、面倒にすることです。
- アプリをホーム画面の1ページ目から外す
- ログアウトしておく(毎回入力が要るだけで、回数はかなり減ります)
- ミュートにする(フォローを外すより角が立たず、目に入らなくなります)
- 寝る前だけ、スマホを別の部屋に置く
全部やらなくていいです。ひとつでいい。「今日は見なかった」より「今日は見にくかった」を作るほうが、続きます。
見てしまった日のこと
見てしまった日を、失敗の日として数えないでください。
回復は、一直線には進みません。良くなってきたと思った週に、急に落ちる日が来ます。それは戻ったのではなく、そういう形をしているだけです。
数えるなら、見た回数ではなく、見たあとに立ち直るまでの時間を見てください。以前は一晩かかったものが、そのうち一時間になっていることがあります。
相手のアカウントではなく、自分の時間を
見ている時間は、たいてい夜です。夜は、判断も気分も下がる時間帯なので、同じ内容でも重く受け取れます。
その時間に別の予定を入れられるなら、それが一番効きます。人と話す、湯船に入る、明日の準備をする。何でもいいのですが、「手が塞がること」が向いています。
見たあとに起きること
見てしまうこと自体より、そのあとが問題です。
一枚の写真から、いくらでも話が作れます。 誰と行ったのか、いつからなのか、自分といたときはどうだったのか。 材料は1つなのに、結論だけが増えていく。
だから「見ない」より「見たあと閉じる」を目標にするほうが現実的です。 見た。閉じた。それで今日は成功、という数え方にしてください。
共通の友人がいる場合
自分が見なくても、情報が入ってくることがあります。
その場合、入れないでほしいと伝えてよいです。 「あの人の話は、いまは聞きたくない」と一度言うだけで変わります。
言いにくければ、その友人と会う頻度を少し下げる。 一時的でいいので、情報の入口を減らしてください。
相手が消したり、鍵をかけたりしたとき
見られなくなると、今度は見られないこと自体が気になります。 何かあったのか、自分のせいか。
理由は分かりません。そして分からないまま終わります。
ここで止まる人が多いのですが、 分からないことを分からないまま置けるようになると、 このあとの回復が早くなります。 すべての出来事に理由が付くわけではありません。相手に新しい人がいると知ってしまった場合は、そのときの整理を。
今夜、ミュートかログアウトのどちらかを1回だけやってみてください。効果が出るのは今夜ではなく、たぶん来週です。
急がなくて大丈夫です。見てしまう自分を、まず責めないところから。
よくある質問
見てしまうのをやめられません。
やめようと強く思うほど思い出します。ミュート・フォロー解除・アプリの位置を変えるなど、開くまでの手間を増やすほうが現実的です。
ブロックしたほうがいいですか?
決まりはありません。ブロックは強い手段なので、まずミュートなど戻せる方法から試すと、後で後悔しにくいです。
見てしまった日は失敗ですか?
失敗ではありません。回数が減っていれば十分です。0か100かで判定すると、1回で全部やり直しになってしまいます。
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