片思いを、終わらせるかどうか
長い片思いを終わらせるかどうかで止まるのは、終わるのが「相手」ではなく「その気持ちがあった時間」だからです。告白しないまま終わらせる選択もあります。何を終わらせるのかを決めると、動きやすくなります。
もう何年になるでしょうか。続けるのも苦しいし、やめるのも惜しい。その間で止まっている。
止まっていること自体が悪いわけではありません。ただ、止まっている時間にも、こちらの体力は使われています。
何が終わるのか
「終わらせる」と言うとき、終わるものが3つ混ざっています。
その人を好きな気持ちこれは決めて終わるものではありません。命令できない領域です。
可能性を待つことこれは決められます。「もう待たない」は選べる。
関わり続けること連絡を取る、会う、様子を見る。これも選べます。
「好きな気持ちを消す」を目標にすると、まず失敗します。消えないものを消そうとして、消えない自分を責めることになる。
終わらせられるのは、後ろの2つです。
告白しないまま終わることについて
伝えないで終わるのは逃げだ、という言い方があります。そう思わなくていいです。
伝えることには、関係を変える力があります。うまくいけば前に進むし、そうでなければ、いまある関わりも無くなることがある。
その関わりを失いたくなくて言わない、というのは、臆病ではなく、優先順位を決めているだけです。
ただし、言わないことを選んだなら、「いつか伝わるかもしれない」も一緒に手放したほうが、楽になります。言わないまま期待し続けるのが、いちばん消耗します。
長く続いた理由
何年も続く片思いには、続く仕組みがあることが多いです。
- ときどき優しくされる(間隔が空くほど、印象は強く残ります)
- 相手の状況が変わりそうな気配がある
- 他に強く惹かれる人が現れていない
- その人を好きでいる自分に、もう慣れている
最後のものが大きいときは、少し注意したいです。相手が変わっても、自分の生活が変わらないなら、好きでいること自体が習慣になっているのかもしれません。
終わらせるときにやること
いきなり全部やめようとしないほうが続きます。
まず、見る回数を減らす。次に、連絡の頻度を落とす。最後に、その人のことを考える時間帯を1つ手放す(たとえば寝る前)。
順番に落としていくほうが、反動が小さいです。
長く続いた片思いの、もう一つの正体
何年も続いているとき、続いていたのは相手への気持ちだけではないことがあります。
その気持ちがある生活のほうに慣れている場合です。
朝、その人のことを思い出すところから一日が始まる。 何かあったときに、まずその人ならどう言うかを考える。 それが生活の構造になっていると、 気持ちが終わることは、生活の一部が空くことを意味します。
だから終わらせるのが怖い。相手を失うのではなく、 その時間の使い方を失うからです。
これに気づくと、やることが変わります。 気持ちを消そうとするより、その時間に別のものを入れるほうが先です。
周りに言えないこと
年数が経つほど、人に話しにくくなります。 「まだ?」と言われるのが分かっているからです。
話さないでいると、自分の中だけで大きくなります。 比べる相手がいないので、それが普通かどうかも分からなくなる。
判断を仰ぐ必要はありません。 ただ一度でも口に出すと、大きさが変わることがあります。
終わらせたあと、また会う可能性があるとき
職場や共通の友人がいる場合、完全に離れられません。
そのときは、気持ちを終わらせることを目標にしないほうが動けます。 行動だけを変えるのが現実的です。
- 用がないときは連絡しない
- 二人になる場面を作らない
- 相手の予定を追わない
気持ちは残っていて構いません。行動が変われば、時間が減ります。伝えるかどうかで止まっている場合は、伝え方の重さの話を先に。
「終わらせたあと、空く時間に何をしたいか」を1つだけ書いてください。
やめることだけ決めると、空いた分だけ寂しさが入ってきます。入れるものを先に決めておくほうが、うまくいきます。
急がなくて大丈夫です。何年も続いたものが、一晩で片づくはずもありません。
よくある質問
告白しないまま終わらせてもいいですか?
構いません。伝えることが必ず前進とは限らず、伝えないまま区切りをつけることも一つの終わり方です。
何年も続いているのは、おかしいですか?
おかしくありません。長く続く片思いには、叶わないからこそ続いた、という側面があることもあります。
終わらせると決めたら、何をすればいいですか?
気持ちを消そうとするのではなく、連絡の頻度や会う場所など、形のほうから変えるほうが実行できます。
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